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            | 1 |  | まずは、通電せず分解です。冠水した状態で通電すると永久破壊することが多いため、焦らず分解・清掃から始めます。 ビスがたくさんありますので、袋などに整理しながら分解していきます。
 左は、液晶本体とフロントベゼルです。
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            | 2 |  | プリント板の保護カバーやコネクタ類を外します。 金属部分やベゼルが汚れており、冠水品であることが判りました。
 保護カバーやベゼルは取り外して温水洗浄し、水分を拭き取った後、ヘアドライヤーで乾かします。
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            | 3 |  | プリント板を取り外し、注意深く目視点検します。泥が付いていたため、思い切って水洗しました。水洗後、水分を拭き取り、すぐに、ヘアドライヤーで温風乾燥します。プリント板付近に手を置き、人間の手が耐えられるレベルであれば、プリント板を壊すことはまずありません。特に、電解コンデンサの取付部、高周波トランス、ICのpin部、コネクタ部分は、毛細管現象で水分が残りやすいため、念入りに乾燥させます。 | 
          
            | 4 |  | 液晶本体です。水洗するわけには行きませんので、無水エチルアルコールで拭き取ります。水分を含んだエチルアルコールは水分が残りますので、使用してはなりません。また、メチルアルコールはプラスチック類を痛めるため、これも使用してはなりません。 
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            | 5 |  | 液晶のバックライト部分とフィルター類です。バックライトは簡単に割れてしまいますので、慎重に取り扱います。 これらも無水アルコールで丁寧に汚れを拭き取ります。
 フィルターには裏と表がありますので組み立て時に注意します。
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            | 6 |  | 液晶と制御回路部分です。フィルム部分は壊さないよう注意して取り扱います。 これらも無水アルコールで丁寧に汚れを拭き取ります。
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            | 7 |  | 液晶のフレーム部分です。これらは金属ですから温水洗浄し、水分を拭き取っておきます。 | 
          
            | 8 | 組み立て | 組立は分解と逆の手順で行います。 | 
          
            | 9 |  | 単体通電試験 まず、信号ケーブルを接続しないで通電試験します。
 電源を入れたらすぐに臭いを嗅ぎ、異臭がしたらすぐに電源をプラグ部分で切ります。
 特に異臭がしなければメニューボタンを押し、セルフチェックを行います。この時点で、各種メニューの表示が正常であれば、ディジタル回路部分は正常と判断します。
 今回のVL-1530SはメニューでリセットをかけるとERRORとなりました。
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            | 10 |  | 組合せ通電試験 つぎに、映像信号を入力して通電試験します。VGAまたはXGA程度の解像度で試験すると良いでしょう。
 左の画像ではモアレが出て見づらいですが、無事修理ができました。
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            | 11 | 故障原因 | 今回の故障原因は、3のプリント板内で異物によりパターン同士が短絡していたためです。 これを見つけるために、分解、各部目視点検、組立を数回繰り返しました。
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